判下、筆についてと筆文字で手書したもの3

 手書き判下の話3

こちらの手書きされたものは雁皮紙に書いた手書きの判下で
平成20年に行われた業界展に出した時の当方が書いた拙作ですが作品です。

隷書と楷書の書体1



向かって左側は普通、雅印と言われるもので、隷書で書いてます。
右は楷書で二つ共に住所判です。
箱根!良さそうですね。温泉を連想します。
ところで10年前の自分の文字、汗が出ます。

どんな筆を使ってる?

どんな筆を使って書いているの?と問われれば
職人さんほぼ同じものをお使いの事と思いますが
他のものを使われたりしている方もいらっしゃると思います。
何種類かありますし使いやすいものを使われているかと、

私が筆を進める場合

小筆で書くのですがいつもは双料写巻か写巻小楷です。
上の書かれたものは写巻小楷を使ってます。
写巻小楷で書いた場合細目に出来上がりますので※個人の感想になります。
双料写巻も使いますが、この時は使わなかったです。
写巻小楷で書いた場合抑揚を出すのが若干難しさを感じますが
何とかしたつもりです。
私語で言えばコントロールするですね。

例えばお使いになられる筆をお勧めしても全然合わないと言われる場合もあり
基本、この筆良いですよは、言いにくいですね。
でもお伝えはします。
筆の当たりはずれはずっと付きまといますのでそういったものと
割り切って頂ければとは感じます。
判下に使えなくても他のものに使えると感じますし
やれる事の幅を広げる事で考えて頂ければ別のものに、
これに使えないからといって無駄は無いです。

他に筆の工房、時期などあるように思いますし筆を作ってる方のスキルも
関係する事ですので、熟練さん、最近作り始めた方など
それはコンディション有りますし、冷静に対処する事で
やってます。

筆についての考え

判下を揮毫する時に使用している筆についてご紹介させて
頂きましたが、ブランドによって使われる方が合う合わないかが
有りますし、他の要因で使いやすさも変わります。
自分に合うものを探して頂くのが一番と考えます。
上記でお勧めしたもの又はそれがだめでも他で使う等や、
自分のコンディションに発端してその日ダメでも
しばらくして使ったら大丈夫だったなどや、
やっぱり合わないなぁなどあります。
そういう訳で私の考えですが上記を起点にしてご判断
頂ければ幸いです。


コメント